そよ風 (No.431)

東方幸男

2020.04.16

教育

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、いよいよ緊急事態宣言が発せられ、
多くの都市での移動の自粛要請が強化されました。


政府の要請で、8割は他の人との接触を減らしてほしいとか、人が集まるイベントやライブハウス、カラオケの自粛、お酒を伴う夜の飲食サービスも休みになっています。皆さんが仕事のストレスから解放される場も、ほとんど稼働しなくなっています。自宅での仕事や時差通勤などと世の中全体が委縮状況になっています。

 

春休みの先取りの形で3月に入り、学校がお休みになり子供たちは初めのうちは喜んで遊びまわっていました。しかし、お休みが長期になり、外出が制限される中で新学期になっても休校が延期されてしまい、学力低下も心配されるようになってきました。

 

高校や大学では学校からのネット授業が始まり、スマフォやパソコンを使って宿題をやることになって来ています。先生方も初めての試みで大変ですが、遠隔授業向けのコンテンツがないため、紙に書いた内容を書画カメラで写したり、黒板に書いた内容を説明するなど、各先生が工夫をしています。数学ではドリル形式の問題を出して、考慮するための時間を置き、解くためのヒントを話、そして模範解答を示し、詳細な説明をするなどといった形式が順次送られて来ているのです。

 

そもそも教育は知恵や知識を習得するために口頭での説明を聞き、教科書や参考書などから読解することが第一でしょう。それぞれの知恵や考え方を理解して自らの知見として学び身に着けることが第二でしょう。そして理解できたか応用できるかを身をもって実社会で応用できることが第三で、最終目標といえます。

 

私は大学や企業でのセミナーでは、知見を説明し、理解してもらい、学習した内容を身をもってやれるまでの実践教育を行っています。特に理解度を向上させるために、複数の受講者による相互教育であるグループ討議を重視しています。人は話を聞いて理解したことが、実践段階で自らの経験や体験の違いに左右されてしまうことが少なくありません。そこで複数の人による相互理解を深めるグループ討議が有効です。

 

来年度の中学校向けの新学習要領には、各教科に「主体的・対話的で深い学びを」が推奨され、生徒主体のグループ討論で学ぶアクティブラーニングが、多く盛り込まれることになりました。


今回の新型コロナのまん延を防止するために、集まることが出来ないとなると、学校教育で必要な討議主体の授業は進みません。また、教育現場に、パソコンが導入され、一人一台の普及が進められていますが、そうした中で様々な教育支援システムが導入されることでしょう。グループ討議をネット授業で実現するための試みもされるでしょう。特許の世界ではこうした機能を実現できるアイデアが出ています。
特許第6241211号「教育支援プログラム、方法、装置及びシステム」には、グループ討議での教育効果を向上させるために、生徒とグループの情報を元に協調学習を行うシステムです。

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