ここが聞きたい!AI関連発明 実務の勘どころと日米欧の最新動向
日程 | (木) |
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時間 | 14:30~17:00 |
定員 | 300名様 |
参加費 | 無料 |
会場 | Web会議ツール「Zoom」 |
今や耳にしないことがない「AI」。2014年頃からその関連技術は世界中で出願が増え、
徐々に日米欧各国特許庁の審査基準や審査の動向が明らかになってきてはいますが、
まだまだ不安に感じている方は多いのではないでしょうか?
https://www.jpo.go.jp/system/patent/gaiyo/sesaku/ai/ai_shutsugan_chosa.html
(特許庁・AI関連発明の出願状況調査)
そこで今回は、日米欧における知財・AI関連技術の特許専門家を4名お招きして
各国の審査基準の動向を具体的に解説するとともに、
有効な特許を取得できるクレーム及び明細書の書き方の勘どころはどこなのか
事例紹介を含めて体系的に説明いただきます。
ドイツからの中継も交えてお送りする、鷲田国際特許事務所様と発明通信社のコラボレーションセミナー。
豪華な講師陣の貴重な講演をお見逃しなく!!
【予定内容と講師略歴(登壇順)】
1. 『AI関連発明の日本の審査基準について』
吉田隆之(よしだ たかゆき):鷲田国際特許事務所勤務 弁理士
電気通信大学卒業後、特許庁へ入庁し、30年以上審査官・審判官・審判長を歴任。
今年4月に退官し、鷲田国際特許事務所へ入所。
内容:日本特許庁の審査基準の基本的な考え方と審査基準の中のAI関連技術の事例の読み方について説明します。
最後に重要な事例35(引用例の組合せによる進歩性)について解説します。
2. 『AI関連発明の実務の勘どころ』
岩田諭(いわた さとし):鷲田国際特許事務所勤務 弁理士
会津大学コンピュータ理工学博士課程満期退学後、特許事務所に勤務し、特許業界の経験は20年。
機械学習の学術的知見に基づいて、現在まで多数のAI案件を担当している。
内容:AI(機械学習)の原理(訓練フェーズ+推論フェーズ)について概説した後、
AI関連発明を類型I(訓練フェーズ)、類型II(推論フェーズ)、類型III(前処理)、類型IV(モデルアーキテクチャ)、
及び機械学習モデル自体の5つの類型に分類した上で、
各類型における発明に対するクレーム及び明細書の書き方について説明します。
3. 『アメリカにおけるコンピュータ関連発明の特許適格性の審査基準・判例動向』
竹中俊子(たけなか としこ):ワシントン大学ロースクール教授、慶應義塾大学大学院法務研究科教授 Ph.D.(比較法)
内容:USPTOがEligibilityのReportを公開したので、
その内容を中心にAIに絞らずCII全般のEligibilityと他の特許性とのMergeの問題などについて解説します。
また最近増えている、審査ガイドラインの基準をパスしてもPTABや地裁で101により無効になる事件
(最近のAnerucab Axle事件はその典型例でしたが、USPTOの意見に反し最高裁が裁量上告を受理しなかったため
先例となってしまいました)に見られるアメリカにおける、アメリカにおける特許は取れても
権利行使すれば無効となるジレンマ状態等も解説します。
4. 『欧州特許庁におけるコンピュータ関連発明の審査基準及び拡大審判廷の判例動向』
丸山真木子(まるやま まきこ): ドイツBOEHMERT & BOEHMERT所属
欧州弁理士、Ph.D. (物理学)、専門分野、応用物理、ナノテクノロジー
内容:2018年にEPOガイドラインのCII審査基準の部分に大規模な改訂が入り、
2022年版のガイドラインには2021年3月に出た重要審決G1/19の内容が取り込まれました。
G1/19の背景となった二つのT審決とG1/19で確認された内容と共に、
EPOで特に重要視される「技術的特徴」というキーワードについて例を用いながら解説します。
〇会 場:Web会議ツール【ZOOM】https://zoom.us/を用いて 画面共有形式にて開催いたします。
お申込み受付後、開催日2日前までに会場URLをお送りいたします。
〇窓 口:営業企画部(セミナー開催担当) TEL:03-5281-5511
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予めご了承くださいませ。