銀行が変わる
ある時に横浜市営地下鉄に乗ったら、『あの時検索した「?」解決済みですか?』、『今のままで老後をハッピーに過ごせる?』、『住宅ローンはこのままで大丈夫?』、『子供の将来なにで変わる?』といったキャッチフレーズの広告が、ひと車両全体に張り出されているのです。
そして『?』の答えは『りそな!n 』【虫眼鏡のマーク】と書かれていました。
なんと近くのショッピングセンターに新しくオープンになった銀行の宣伝でした。
何だろうと早速に車内でスマホから検索して見たのです。
新しい銀行のカタチ「はっ!とをきっと。ほっ!とをずっと。」という、驚くような新たな発見や、ずっと続く安心をお届けする、いつもの銀行とはちょっと違う、あなたの場所― とうたったホームページがありました。
興味を覚え、近々開催される、およそ銀行の業務と関係のない「知っておくべき認知症・介護の現実」というテーマのセミナーをすぐに予約しました。
銀行や証券のサービスは許認可制で、新しいサービスを始めるには審査を受け、許可されても半年ぐらいの期間を経たらどこの銀行でも同じサービスが許可される時代が続いていました。
だから金融サービスの特許を取得しても数か月か半年程度の先行利益しかなく独占権を得る意味がないとまで言われていたのです。
ところが近年は銀行法の改正により、大幅な規制緩和が進んだようです。
銀行の店舗は手続きの場所、つまり口座開設、預金に振込、ローンの申し込みまで窓口での手続きが必要でした。
それがすべての手続きがオンラインで行うことができるようになり、スマホで何でもできるようになっています。
紙の預金通帳には年間利用手数料が取られるまでになっています。
こうなると店舗は相談所になると言われています。
つまり目的やインカムなどの状況を見た資産形成・投資相談など人の判断を求める相談ができるところになるのです。
住宅や子供の教育、老後の備えなど長期的なライフプランニングを個別に一緒に考えてくれる場所にまでなろうとしています。
セミナーやワークショップなど地域のコミュニティー拠点を目指しているといいます。
取引はオンライン、相談ごとは対面で、という方向に大きく転換しているのでしょう。
銀行は金融サービス業から生活インフラ企業へと変身しているとまで言われています。
先にご紹介した電車の中の中刷り広告が、そうしたサービスへの転換を如実に示す提案型の生活インフラ企業への変身を表していたのです。
今回セミナーを受けサービスの概要を伺う機会がありましたが、中刷り広告の中身は若い行員さんが、みんなで知恵を出し合って作ったそうで、私みたいに何だと興味を持ちコンタクトしてくることを期待した素晴らしい企画でした。
スマホでのサービスの中にアプリで手軽に資産形成ができる「つみたてボックス」と名付けたサービスがありました。
目標金額と期間にあわせ、さらには運用方法を安定・バランス・積極などの顧客の意向をくみ、積み立てや運用方法をアプリで提案してきます。
目標達成までのシミュレーションを示し、自らに適した積み立て方法を選択できるサービスです。
手続きの中で顧客の資産運用に対するリスク許容度を直接確認することがなくても、顧客が想定しえないリスクなどを踏まえて資産運用をサポートするためのシステムです。
特許第7308998号「金融処理システム、金融機関システム、及び、顧客端末装置」として2023年7月6日に権利化されています。

