コラム

五本指靴下

実は数か月前に足の裏に痛みを覚え、マッサージをし、シップを貼りましたが、全く治る気配がなく、一万歩を歩くことができなくなってしまったのです。
そのうち痛みをカバーしたためか階段を上がるために足を持ち上げることすら厳しくなり、二階にある寝室を一階にしようかとまで思いました。

整形外科に行き診察を受け、レントゲンで撮影したところ、足の裏の筋力が衰え、軟骨が角のように出てしまう症状だと診断されました。
整形外科ではシップの貼り薬が処方され、よく揉みほぐすことと、足の裏の筋肉を鍛える体操を勧められました。

知人に話したら同じ症状で苦労した、足底腱膜炎といわれる炎症ではないかと言われたのです。
その人が言うのには、医師に言われたように、壁を背にして足のつま先で立つ動きをしていたら、自然と治ってしまったというのです。
更には足の指を広げる五本指の靴下を履くと良いと言われました。

五本指の靴下は、健康維持の柔軟体操や、ヨーガをやる人の中には使っている人がいたが、何だか履きにくそうで、抵抗がありました。
そもそも足の五本の指なんて、手とは違って動かしにくく、手袋のように装着するのは大変で面倒だなという印象でした。
通常の靴下でもモノによっては一部の縫い目が擦れ、外反などに当たって不愉快になることもあり、各指にフィットするかどうか心配だったのです。

最近の五本指靴下は、綿製であっても薄く出来上がっていて、編み機の性能の向上もあるのでしょうが、編み方の工夫がなされ全く違和感のない履き心地で、見事に足の各指にフィットするのです。

五本指靴下は、各指が自由に動かせるため、足全体の血行の促進に役立つのです。
足の各指が自由に動けることで、歩行姿勢が安定して転倒防止などバランス感覚の向上にもつながります。
汗や湿気がこもらないので水虫やタコ・魚の目、外反母趾、巻き爪防止にも効果があるといいます。

確かに幼いころには裸足で下駄をはいていたので、足の指全体が広がり、しっかりと地に着いた姿勢だったなと思いました。
通常の靴下や靴では特に小指が窮屈で踏ん張る力が保てないなと思ったのです。

最近はどこに行くのにも五本指靴下で出掛け、違和感がありません。
やはり足の指が広がることで歩行に良いことが実感できます。
未だ足底腱鞘炎による痛みはなくなっていませんが、少しは改善されたかなという印象です。

ところで、五本指靴下はスペインのルイス・センティヌ・アンフルンスという人が発明し、アメリカ特許第3967390号(1976年7月6日登録)として「靴」の名称で特許を取ったのが始まりで、五本指の靴または五本指のストッキングとして権利化されています。

「足の指を動かすことが健康の源である」とのコンセプトで日本にも輸入されたそうですが、指の長さや太さを無視したバランスが悪いものだったそうです。
和歌山にあるニッティド社が改善工夫して履き心地の良い靴下に3年かけて改良したとの話があります。

まだ未だ進化は止みません。
特許第4919522号「靴下の一部に締め込み部を有する靴下および靴下の一部に締め込み部を有する靴下の製造方法」(ニッティド株式会社、タビオ株式会社)では、足の各指の先に向けて周回状に給糸して周回ごとにひと針残して周回方向を変えることで履き心地の良い、締め付け圧力を加えるなど、きめの細かい靴下まで発明されています。

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