コラム

骨強化

実は、孫が中学校に入ってから、バレーボールのクラブに入部したのです。
小ぶりの身体で、身長も平均より低い。何でバレーボールなのかと思ったが、多くを語らず、
黙々と朝練、夜錬、土日まで部活で、合間を見て偶には勉強もするが、塾まで遅刻するくらい
ハードな練習時間を割いているのです。
だいぶジャンプ力や機敏な動きは身についたが、やはり身長が欲しい。そんな思いの孫の母親が、
体力作りのために食事に工夫をして、さらにはサプリメント的な補助食品を探して来てと、大変なのです。

その中で、最近求め出したのが、「セノビック」(商標登録第5063314号・ロート製薬株式会社)
という成長期応援ヨーグルトでした。
能書きには、カルシューム・ビタミンD・鉄分に、プラスして卵から発見したペプチド「ボーンペップ」
(商標登録第4856100号・株式会社ファーマーズ)を含んでいると書かれた栄養機能食品です。
製造者はオハヨー乳業株式会社です。

一つのヨーグルトに、3社の名前や商標が登場してきました。
こうなると私は何となく無視できなくなるたちで、ちょっと調べてみました。
そこで、目にしたのが、株式会社フィットネス・ジャパンがネットに掲載した、素人目線で「食品素材」を
開発するヒット商品創造会社というタイトルの記事でした。

素人でも理解しやすい表現で、鶏の卵の中で「ひよこの骨が形成されるのは何でなのか」という
疑問を抱き、たまごには何か骨を強くする物質があるはずだと思いたち、この成分を突き止め、
抽出すれば骨を丈夫にする素材ができて、骨粗鬆症などにも効果があるのではないかと着眼した人が
いたそうです。
この人が株式会社ファーマフーズの金武祚社長(京都大学で博士号取得)です。
「たまごは生命を育むバイオカプセルだ」という発想で、骨代謝改善素材「ボーンペップ」を見つけ、
卵黄からバイオテクノロジーで、ペプチドを抽出する技術を研究開発して確立しました。

2006年1月6日に出願して、2013年3月に登録された特許第5213332号
「卵由来の骨強化組成物」です。
卵黄を有機溶媒で脱脂し、バチルス・リケフォルミスという細菌由来のタンパク質加水分解酵素で
加水分解し、タンパク質・ペプチド・アミノ酸の合計面積比が分子量500から20000以下の
一定量を占める有効成分を抽出する製造方法です。すべてが自然界にある物質であることが特長です。

この会社は研究開発型ベンチャービジネスで事業化するためには、特許を最も重要な経営課題の
一つとして位置付けているとし、戦略的な特許出願をしているとニューズリリースでもうったえていました。
積極的な特許や商標の登録をし、大手の製薬会社や食品メーカとの共同研究や
製品開発を推進しています。骨を作るのにはカルシュームの取得が大切ということに加え、
卵に含まれる骨強化剤の開発をして若年アスリート向けの健康成長をサポートしています。

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