コラム

通信カラオケ

安くて気軽な娯楽の代表として、若い人からお年寄りまで、カラオケの人気は衰えを知りません。半世紀近くのの歴史があり技術開発も盛んです。

もちろんニーズがあるから、工夫もあるのでしょうが、8トラックのずんぐりしたカセット・テープの時代から、コンパクト・カセット、レーザーカラオケ(登録商標第2539080)でおなじみのLD(光ディスク)、さらにはCD(コンパクト・ディスク)と媒体も変化しています。オートチェンジャーの登場で多くの人が何とか(?)歌える唄を探せる環境が整って、より一層快適に楽しめるようになってきました。

私 もたまに利用することがありますが、新しい歌がどんどん登場し、若い人を中心に歌われているのには驚きがあります。誰がどうやって「新しい曲を選択して、 それなりに人気があるものを揃えるのか」という疑問です。テレビでも登場したばかりの新しいドラマの主題歌などが入っていて本当にびっくりしたこともあり ます。また「歌われない曲を選択すること」も大変です。私のように歌える持ち歌が少ない人はだんだん肩身が狭くなるのではないかと心配なのですが、何とか 見つかるものです。一枚のCDやLDに入れられる曲数は限度がありますし、流行の曲だけを入れたものをどんどん作るのではお金が大変だろうと心配をしてい たのです。

そこで登場したのが、通信カラオケです。1990年代にはISDN(統合ディジタル通信網)の高速回線で、歌や絵を送って来る仕組みが登場したのです。現在は光ケーブルなどの通信回線を通して、どこかのセンターに万の単位の曲を収容しているといいますから、歌える歌が少ないとか、新しい曲がないなどといったことはなくなるようです。なにしろ、受信設備さえあれば、発売したその日から、どこにいてもカラオケが楽しめるというのです。究極のカラオケ登場といえますかね。

この通信カラオケの基本的な思想は、有線放送と同じように、リクエストに応じて、音楽を流す仕組みです。有線との違いはリクエストのあったところだけに、 放送するアイデアです。これは日本テレビの人が考えたアイデアが先駆的らしいのです。1984年(昭和59年)に出願され、1992年に公告になった特許 です。特許請求の範囲も長いし、引用文献もいっぱい出ているようなので、敢えて基本特許とはいいませんが、通信回線を利用して、親局から複数の子局にリク エストに応じて音楽を流す「音楽情報配給方式」(特公平4-68637号)というものです。

カラオケの席では、歌い終わるまで話込んでいた人々が拍手をする光景がまま見られます。もちろん、真から素晴らしいと思って拍手を送っているのでしょう が、私などは上手くもないと自負しているものですから、話を途中で切ってしまうみたいで、いつも恐縮してしまうのです。こんなニーズに応えてか、歌の切れ 目や終わりにスピーカーから拍手音を発生させるというアイデアがありました。特開平7-56584号です。雰囲気を盛り上げるためにこんな工夫をする人もいるのですね。味気ないなどという人もおられるでしょうが・・・

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