コラム

格闘技

格闘技の代表と言えるのが、レスリングではないでしょうか。その歴史は古く、人類の起源とともにあったとする説があります。こうした格闘技は、部族や生活の生き残りをかけて行なわれた競技なのだそうです。

古代エジプトのナイル湖畔の遺跡にある壁画に色々なレスリングのスタイルが描かれているものがあり、これが記録に残る一番古いものらしいのです。

オリンピックには紀元前708年の18回の大会からレスリング競技が登場したといいますから、歴史の古さは並大抵のことではありません。

日本では、1931年(昭和6年)にアメリカから導入され、早稲田大学にレスリングクラブが登場したのが最初ですが、1924年のオリンピック・パリ大会ではペンシルバニア大学に留学していた内藤克俊さんが初めて銅メダルを獲得したそうです。

レスリングを職業としているプロレスがありますが、これも古代のギリシャ・ローマ時代に遡るようです。しかし現在のような興行の形になったのは19世紀の終わりで、歴史的にはさほど古くはないのです。

日本におけるプロレスといえば、何といっても力道山でしょう。1953年に大相撲の関脇だった力道山がアメリカで修行して帰国してから旗揚げしたのが、日 本プロレス協会の始まりでした。空手チョップによって、反則などをする悪い外国人レスラーを退治する姿は日本中の人気の的だったのです。

私も小学生の時代には、白黒のテレビで見たものです。民間のテレビ放送が始まった頃には当時の街頭テレビに多くの人が群がって大変だったようです。当時テ レビ放映を行なっている喫茶店などではプロレスや相撲中継の時には多くの人が出掛けたり、入れない人がショーウインドウ越しに見ていた姿を思い出します。 最近はひと頃のようなブームではないようですが、各地でプロレス興行が行なわれています。

プロレスでは、色々な技が工夫され、見世物としても名前が付けられているモノが多くありますが、これはすべて発明や考案としては認められません。興行であっても産業の発展に寄与するという要件を満たさないからだといわれております。

大 仁田厚というプロレスラーが1994年に、正統派のプロレスからは睨まれることになる「きわもの」と称される「有刺鉄線・電流爆破マッチ」をはじめたので す。これはリングの周りに有刺鉄線を張り巡らし、有刺鉄線の所々に小型の爆発物を配置してレスラーが場外に落下すると爆発する仕組みです。

朝日新聞によると2000年7月の横浜アリーナでの興行では、大仁田厚は右腕を43針、背中を6針も縫ったそうです。傷跡は1300針を超えるといいます。プロとは言え、どうして身体に流血をともなう傷をつけてまでやるのか理解できません。

大仁田厚が非凡な点は、この「有刺鉄線・電流爆破マッチ」に使うリングの構造を実用新案として登録しているのです。1994年に出願された、実用新案登録第3009589号「格闘技用リング」です。徹底した行動力と権利の取得、まさに脱帽です。

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