コラム

技術用語検索

特許庁の特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)が拡充され、過去の権利化された特許情報のテキスト検索が
できるようになりました。
私は以前から特許情報を一般の技術者の方に身近に感じてもらい、活用できれば開発の効率化が進むとして
技術用語による検索を推奨してきました。

今までの特許庁のサービスでは電子出願以前のデータは特許分類での検索しかできず、一般の技術者には
分類は馴染みにくいし、付与されている分類も限定的でした。

今回のサービスでは日本の特許情報は1971年(昭和46年)以降が探せることになりました。
米国・欧州・国際出願は1978年から検索でき、技術者にとって一層特許情報が身近なものになります。
技術用語での検索に加え、発明者や出願人での検索もできます。一部のデータは機械的なデータ読み取りの
ため、テキスト化が完ぺきとは言えません。この点に配慮すれば、十分使い道のあるサービスになりました。

特許分類よりは技術用語の方が、馴染み易いとは申しましたが、発明者が表現した技術用語を総べて見出さなければならず、それなりに工夫が必要になります。技術としては黎明期であり、従来から世の中に存在し無かったような新しい技術が多い特許情報ですので、技術用語が世の中に定着するまでは様々な表現がなされます。
どうしても当初の技術的な表現にバラつきが出てくるのです。つまり、発明の内容を表現する技術用語には多様な表現がなされる傾向があります。また、外国で開発された技術では、初めの頃は的確な翻訳用語が見当たらないことも稀ではないのです。

このためには、当初検索テーマとして意識した用語を用いて検索するだけでは不十分な結果しか得られなくなる恐れがあるのです。したがって、異なる表記で同じ技術内容を表わす同義語を見つけなくてはなりません。
そこで同義語の見つけ方をご紹介します。

① 先ずは、探すべき技術について、初めに思いついて用語や、既知の文献や学会論文、
さらにはインターネットなどで、どのような表現がなさ れているか同義語を含めて、洗い出します。

② そして、得られたこれらの技術用語で、全文を対象に個別に技術用語を入れて検索します。
同義語などが複数ある場合には、当初はor(+)演算をしないで検索することが肝心です。
どの用語のヒット件数が多いかをしっかりチェックしてからor演算しないと、予想外に
ノイズを増加させる原因になります。

③ 技術用語検索をした結果に目を通し、テーマに近い技術が含まれているかをチェックして、
気づいていなかった技術用語を抽出します。

④ そして、テーマに近い文献に付与されている国際特許分類(IPC)を確認して、そのIPCで
再び検索をします。見つけた文献に使われている技術表現を見出します。
特許分類に精通してなくても別の表現の技術用語を探せます。

これを数回繰り返すことで、同義語になり得る技術用語や実施形態レベルの表現を見つけることができます。
大いに技術用語検索を使ってみてください。

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