コラム

尖閣の争い

沖縄県の尖閣列島を巡り、中華人民共和国が色々な圧力を掛けている。

先日、中国の内モンゴル自治区に出掛けていたが、広大な地域が草原に覆われ、のんびりと牛や羊さらには馬が放牧されていた。大きな木が育たないかと疑問に思ったが、地層を見ると表土の下は岩石があるようだった。

聞いてみると、結構石炭があるそうで、一部は露天掘りが数十キロにわたり行われていました。採掘現場はブルーシートで覆われ内部は道路から伺うことが出来 なかったが、ペラペラのシートもおそらくは放牧している動物が入らないようにしている程度で、その気になれば潜ってゆけるような簡易なものに見えました。

石炭の発掘現場は、モンゴル族の人を動員するために特別な利権が与えられているのだそうです。草原の中に野菜栽培畑がまったく見られなかったのだが、ガイ ドの話では、そうした野菜作りは政府から統制されているようで、石炭労働者の家族だけに野菜作りが許されているというのです。石炭の発掘の町にはしっかり した住宅があり、畑も沢山あって、この畑が新鮮な野菜の供給元になっているというのです。

草原の下にはレアメタルなどの鉱物資源も豊富に埋蔵されていて、地下資源の宝庫だというのです。先の尖閣列島などの小島を云々することもない豊富な資源が沢山あるのに・・・、と旅行中に思っていたものです。

そうした矢先に、国有化が発表され、あの官制ともいわれるデモや破壊活動が行われたことに、自由度の無い国に起こった不可思議な動きとしか思えないので す。資源に着目して周辺国との争いを話題にして、国内の不満を外交に求める手法は何処の国でも取る手段です。しかし、行き過ぎると訳のわからない国だと世 界が受け止めてしまう恐れが指摘されています。

中国の近代化は、松下電器のテレビ事業などの移転で着々と進められ、井戸を掘った人を忘れないという儒教的な思想も崩壊してきているのでしょうか?

ところで、日本国内でも「尖閣」をめぐる争いがあるのはご承知でしょう。こちらは商標登録第5467862号で す。図形を見ると尖閣という文字の両側にある波間に魚が跳ねている絵柄で、波の下には尖閣諸島と思われる島が描かれています。2011年4月12日に出願 され、2012年3月6日に登録になりました。当初は長野県の人が出願しましたが、現在は石垣市の会社が権利者になっています。

商品区分は29類の加工水産物、30類の水産物加工食品、31類の生きている食用魚介類です。

ちょっと不思議なのが、指定商品の説明で、新潟県佐渡市にある尖閣湾、沖縄県石垣市の尖閣諸島およびその周辺で漁獲されたかつお、まぐろ、あかまち、その 他の食用魚介類という説明があります。佐渡の尖閣湾と石垣の尖閣諸島で獲った魚が同じ品質など類似の条件があるのか、私には理解できませんが、産地特定の 商標として登録になっているのです。この辺を石垣市の八重山漁協が異議を申し立てています。

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