コラム

乳酸菌

乳酸菌は様々な食品に含まれていて、人や動物に有益な微生物として知られています。
牛乳などを原料としたチーズ、ヨーグルト、乳酸菌飲料は動物性乳酸菌として古くから欧米で作られて
いました。植物質由来の乳酸菌は、味噌、醤油、漬物、パンなどの発酵性の食品に含まれていることが知られています。

一部の乳酸菌は腸などの消化管(腸内細菌)や膣の内に常に存在して、他の微生物と共生あるいは拮抗することによって腸内環境の恒常性維持に役立つとされています。
最近テレビで話題になっている乳酸菌があります。腸内でも生きたまま存在することで、腸内菌の改善や
コレステロールの低下、ダイエットや便秘の解消につながると言われ、若さの維持に良いとされる免疫賦活の
乳酸菌です。

もともとは茨城県の工業技術センターで、なんとキムチ漬の中から発見された乳酸菌です。
ラクトバチルス・サケHS-1と呼ばれ、茨城県工業センターで培養して、乳酸菌スターターとして2002年に提供されました。液体の形で500本用意したそうですが、2ケ月で700本を超える乳酸菌が提供されたとの記事がネットに載っていました。現在は企業から液体または粉末の形で複数の会社から商品化されています。

茨城県では「乳酸菌を用いた漬物の製造方法」として2000年に特許第3091196号として
権利化しています。微生物の寄託№ FERM P-17617(HS-1の乳酸菌)を野菜漬物のスターターとして添加して発酵させる漬物の製造方法です。
塩分に強く食中毒を抑制できる菌として漬物作りに最適なのだそうです。
テレビではキムチと納豆を混ぜて食べるとより健康に良いと紹介されていましたので、確かめましたが、
この組み合わせは大変美味しく皆さんにもお勧めします。

このラクトバチルス・サケHS-1乳酸菌を元に培養した、微生物の寄託№FERM P-11312(ラクトバチルス・サケイHS-1)に由来する調味料が、2012年に特許第4964674号「乳酸菌含有調味料の製造方法」として株式会社カザミが特許を取得しています。液状や粉末の調味料として作られるだけでなく広くドレッシング、ソース、たれ、ルーなどにも使うことが出来るそうです。

さらに乳酸菌免疫賦活剤が、2014年に特許第5525180号「免疫賦活剤及びそれを配合した免疫賦活組成物、並びに免疫賦活方法」として登録になっています。

この特許は、牛、豚、馬、羊、犬、猫、兎、ラット、マウス、魚類、鳥類、昆虫などの飼料に入れる免疫賦活
組成物(乳酸菌)として動物性、植物性を問わず餌に混ぜることで免疫性が増すのです。
最近では、このHS-1由来の乳酸菌は、ダイエット食品の代表ともいえるスムージに配合され
商品化されています。
キムチから生まれた免疫力の高い乳酸菌が広く使われるようになっているのです。

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