コラム

ポケモンGO

世界中で人気になっているポケモンGOのサービスが日本でも始まりました。

皆さんも既にゲームにチャレンジされた方も少なくないとは存じます。日本中でサービス開始から数日で1100万人もの数多くの人によってゲームがダウンロードされ新記録だとか、近所でもスマートフォン片手に画面を見ながら歩きまわる人がいて、通行人同士でぶつかったり、自転車やバイクとの接触事故も増えているそうです。

スマホなどに表示された地図の上で、トレーナーと称されるゲームのプレーヤーが現在いる場所を、GPS(衛星を使った位置情報システム)を基に地図上に表示するのです。地図上のバーチャルな場所にあるポケストップと呼ばれる場所にプレーヤーが近付き、表示された場所の画面をくるくる回すと、モンスターボール、キズぐすり、げんきのかけら、お香、ポケモンの好むズリのみなどという道具がゲットできます。このポケストップを探しながら、途中で出てくるポケモン見つけたら、捕獲すべくボールを投げてキャッチするのです。うまく当たればモンスターボールにポケモンを収容できるのです。

また、確保したポケモンは所々にあるジムで、バトル場で戦うことでトレーナーの経験値が上がったり、コインなどが、もらえるのだそうです。

何だか地域ごとに現われるポケモンや道具が違うようで、皆さんそれらを集めるのに夢中になっています。明らかに人口密度の高いところにポケモンが多く現われるようで、都市部の繁華街は、大変なにぎわいで、混雑を増長している節があります。

ポケストップには人が集まるので、人を集めたい商店などと提携した集客宣伝の仕組みとしての将来性を指摘する論調も目立ちます。従来にない動員力で、サービス提供以来、私が住む小さな町でも多くの人が動き回っています。

移動しなくてはポケモンに会えないので、散歩などの運動とアウトドアでの行動を促して、健康面でも効果がありそうです。

ポケモンゲーム自体はだいぶ前からありますが、私は今まで接したことがなく、社会現象に近いと思い、今回ゲームに参加してみました。意外と広い年齢層に支持されているようで浸透の早さもネット社会を象徴するようで素晴らしいことです。

ポケモンGOの機能を総べて確かめたわけでもなく、ソフトウエア処理の仕組みまでは到底理解、解明できませんが、知的財産を当たってみました。

スマホのディスプレーに表示した地図上にバーチャルなエレメントやバーチャルなアイテムを表示させ、プレーヤーの地図上の位置との関係で、ある種の選択的なフィルタリングされたコミュニケーションを行うゲームのシステムを権利化した特許がありました。アメリカ特許第9226106号として、ナイアンティック社が2015年12月に権利を取得しております。これは、基本的にはイングレスという地図上に拡張現実を取り込んだゲームを対象にしていますが、ポケモンGOと同じではないかと思われます。

「ポケモンGO」は2015年9月に商標の出願が、任天堂他3社から出されています。出願番号は2015-86693号で、ゲームやサービスの関係を指定していました。

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