コラム

サーチャー

先日、久しぶりに現役のサーチャーさんが参加する会合に出掛けました。

現在困っていることや、最近の動きなどの情報交換という趣旨だった。午後から始まって、夕方からは、主催者の自宅の屋上でのビヤパーティという趣向だったが、多くの方々が参加されていた。

私は、特許調査や検索を主な業務にしている訳ではないので、いわばオブザーバー的な参加でした。毎年行われているのは知っていたが、私的な都合や仕事の関係などがあり、この時期の会合は初めての参加であった。

サーチャーという仕事は、主に技術文献と特許情報に分れるが、今回は、どちらかといえば日常的に文献や企業情報を調査検索している人の割合が多く、さらには半数以上が薬学や化学のメーカや研究機関に勤めている人が多かったのです。

私 は、この4月から運用サービスが始まった特許庁のサービスの特許情報プラットホームであるJ―Plat Patについて気になることをお話ししたのです。 特許の審査を促進するための面接審査は良いのですが、その後の補正を一旦ファックスで、審査官に送り、電話での指示や、遣り取りで、最終的に審査官が権利 として認めてもよいであろうところを(落とし所)を探ることがたまにはあるのです。そうしたファックスや電話でのやり取りはメモすることが決まっているの ですが、手書きのメモが少なくなく、イメージをスキャナーで読み込み、電子包袋に入っているのです。この一部がどうも電子包袋で確認できなくなっている可 能性があるのです。昔のシステムであるIPDLで見たことがあった書類が閲覧できなくなっている可能性があることです。経過情報には「閲覧可能リスト」と いう記載があり、見にくい資料、判読難い手書きのメモが、閲覧可能な状況になっていない可能性があるということです。もちろん、紙の書類には残っていると は思いますが、以前見たことがある書類が電子媒体としては見えなくなっているのではないかという懸念です。

あと一つ、検索調査をする人のヒ ヤリング能力の話を出しました。検索調査の良い結果を産むには、依頼者とサーチャーの会話能力をもっと上げること、依頼者は技術については専門家である が、調査ツールの事は分らないから、調査のテーマが、検索できる限界を超えていないかを確認して、納得してもらうことです。出席していた司書を養成してい る大学の先生が言っていたのですが。ヒヤリングの結果とは必ずしも一致しないかも知れないが、網羅的な検索をするタイプの人と、ズバリテーマだけを検索す る人では、後者のズバリ検索をする人の方が、テーマに則した結果が得られるこの可能性が高いという指摘です。私も同感で、網羅的な検索をして、この検索結 果にはおそらく間違いなく入っている筈だという結果を出す人には漏れが多く、これほどテーマにズバリの検索を行っていては、漏れる可能性が高いという調査 をしている人に良い検索結果が含まれていることが多いというのです。私はこれには全く同意見で、ヒヤリングの段階でテーマをどれほど自分のものとして捉え たかで、勝負が決まる気がするのです。

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